People 社員紹介
相手の目線に立つ。
それは、相手を深く
理解すること。
- E.T
- 情報システム部 業務サポートチーム
2012年 新卒入社
教師の道と迷いながらも、
卸として多くの人と関われる道へ。
教員になるか、就職するか。ギリギリまでこの2択で悩んでいました。大学はスポーツ専門の学部だったこともあり、体育教師として教習実習も行っていたんです。人と接することが好きだったので、生徒と触れ合いながら教育にも携われる教師の道にも惹かれましたが、ビジネスの世界で誰かの役に立ちたいと思い、就職を決意しました。その中でもジオリーブグループを選んだのは面接で感じた社員の方の人柄の良さ。弊社から内定をもらっている友人もいたので、親近感を覚えていたのもあります。ただ、一点不安だったのが配属について。面接の中で「情報システム部への配属を前提として選考を進めさせてほしい」と言われたんです。ITの知見は全くなかったので、正直なところ不安を少し抱えての入社になりました。実際に仕事を始めてみるとやはり、壁にぶつかりました。先輩もフォローしてくれましたし、わからないことは周りに聞けば誰でも優しく教えてくれました。ただ、あらゆる用語がわからないので、そもそも話が理解できないんです。情報システム部は、基幹システムの保守運用がメイン業務にあたるため、社内から問い合わせが来るのですが、相談内容すらわかりませんでした。
一人前だと思っていた自分の甘さを、
1本の電話が気付かせてくれた。
最初は逐一周りに聞きながら内容をなんとか理解して、先輩に言われた通りの答えを返すので精一杯だったものの、対応しているうちに次第と必要な知識も身に付き、1年も経たないうちに業務自体は問題なく回せるようになりました。ただ、全く知見もないところから業務が回せるようになったことで達成感を覚えてしまい、本当の意味で相手の目線に立てていなかったんです。それを気付かせてくれたのが、一本の電話でした。基幹システムが動かないと電話を受け、自分で確認したところ問題なく作動。何気なく「こちらは動いていますよ」と返答してしまったんです。すると「そちらは動いているのかもしれないけれど、今私は動かせないんだ。このままではお客様に迷惑がかかってしまうんだよ」と諭されました。私が動かせるかどうかなんて、どうでもいい。営業がシステムを使えなければお客様に迷惑がかかる。そんな当たり前のことに、その時初めて気付きました。
システムの課題を解決するのではなく、
相手のことを理解する仕事。
それからは、相手の目線で考えるように意識しています。この人はどの部署のどんな役職なのか。それを踏まえた上で、何かを求めて問い合わせの電話をする状況とは、どういう状況なのか。そうした背景まで理解した上で、寄り添いながら解決へと導く。この仕事で大切なのはシステムの課題を解決することじゃなく、相手のことを理解すること。そして、その理解に基づいて問題を解決し、相手のやりたいことを実現する仕事。それくらいのつもりで一つひとつのお問い合せに向き合っています。また、相手を理解するとは会社に対しても当てはまります。今、弊社はどんな状況なのか、どんな方向に進もうとしているのか。そうした大局的な視点でも物事を考えることが求められていると感じます。ちょうど今、基幹システムの仕組みを一から変更するプロジェクトが走り始めたところ。現在、そして未来の会社の姿について理解しなければ進められないプロジェクトです。丁寧で深い理解を心がけ、システム一新の成功とそれが後押しする弊社の新たな挑戦に貢献するべく邁進していきます。